LINE Engineer
English version. LINE Things のプラットフォーム開発をしている川田です。 皆さんは、LINE Things という LINE の Bluetooth LE を使った IoT プラットフォームをご存知でしょうか? 2018年11月に行われた LINE Developer Day 2018 で発表され、開発者が気軽に利用できる Developer Trial が公開されました。 この記事では、LINE Things のサンプルコードをもとに、実際に LINE 上で連携できるデバイスを ESP32-DevKitC を利用して作成し、動かしてみる手順をご紹介します。 LINE Things とは LINE Things とは、Bluetooth LE に対応した IoT デバイスを LINE のアプリ上で接続し Bot や Web サービスと連携することができるプラットフォームです。 今まで Bluetooth LE (BLE) を利用するデバイスをスマートフォン上から操作するには、専用のアプリを作成したり Web Bluetooth を利用する必要がありました。
こんにちは、LINEメッセンジャーのサーバーサイド開発チームに所属してスタンプや着せかえに関連する開発を担当している川田(@hktechno)です。この記事はLINE Advent Calendar 2017の2日目の記事です。 私が所属しているチームは、数年前からマイクロサービス化されたサービスのRPC(Remote Procedure Call)やDBアクセスを非同期化し、レイテンシの削減やサーバーリソースの省力化に勤しんできました。最近は、LINE内部で開発しているRPCサーバーArmeriaとRxJava 2を使って、“Javaにしては”なかなかイケている内部構成になってきました。この記事では、そんな私達のチームで開発しているスタンプ・着せかえ関連サーバーの裏側についてご紹介したいと思います。 LINE Shopにおけるマイクロサービス 一言でLINEといっても、LINEと名前のつくサービスはたくさんありますが、私達のチームでは、LINEメッセンジャー内で使えるデジタルコンテンツのうち、主にスタンプと着せかえを提供するシステムを開発していて、それらのシス
こんにちは、LINE でスタンプ・着せかえショップのバックエンド開発をしている川田 (@hktechno) です。 この記事は、LINE Advent Calendar 2016 の 6 日目の記事です。 今年の4月に、Java も Elasticsearch もまともに知らなかった新卒エンジニアが Elasticsearch クラスタの管理を突然任されて苦労した話をしようと思います。 Elasticsearch とは Elasticsearch は、Elastic 社が開発している検索・分析エンジンおよびそのストレージを担うソフトウェアです。簡単に言えば、検索に特化したクエリを投げることができるデータベースのようなものです。No-SQL 型の DB といっても良いと思います。 Elasticsearch のすごいところは、大量のドキュメントの中から形態素解析や n-gram など自然言語的な解析を行った上で、素早く検索クエリを処理でき、かつノードを増やすことで簡単にスケールアウトすることができることです。最近では、Elasticsearch は様々なログの収集・分析にも使われるように